|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 盗賊 : [とうぞく] 【名詞】 1. thief 2. robber ・ 賊 : [ぞく] 【名詞】 1. rebel 2. insurgent 3. thief 4. burglar ・ 小説 : [しょうせつ] 【名詞】 1. novel 2. story ・ 説 : [せつ] 1. (n,n-suf) theory
『盗賊』(とうぞく)は、三島由紀夫の最初の長編小説。大学在学中から大蔵省在職時代にかけて書かれた作品である。全6章から成り、1947年(昭和22年)から翌年にわたり、各章が断続的に別々の雑誌に掲載される形で書き継がれ、1948年(昭和23年)11月20日に真光社より単行本刊行された。文庫版は新潮文庫で刊行されている。 恋する相手に捨てられ傷つき、自殺を決心した男と女が出会う物語。失恋の苦悩と、新たな出会いから互いの胸の中の幻影を育て合う悲劇的な結末までを、人工的で精緻微妙なタッチで描いたロマネスクな心理小説である。文体などにレイモン・ラディゲの『ドルジェル伯の舞踏会』の影響がみられる作品である〔江口清『レイモン・ラディゲと日本の作家たち』(清水弘文堂、1973年)〕〔。 == 発表経過 == まず1947年(昭和22年)に、同人雑誌『文学会議』12月号に「自殺企図者」(のち第2章「決心とその不思議な効果」)が掲載された。翌年1948年(昭和23年)には、雑誌『午前』2月号に「恋の終局そして物語の発端」(のち第1章「物語の発端」)、雑誌『思潮』3月号に「出会」(第3章「出会」)、雑誌『新文学』3月号に「嘉例」(のち第5章「周到な共謀(下)」、雑誌『文学会議』10月号に「美的生活者」(のち第4章「周到な共謀(上)」が掲載された。単行本は同年11月20日に、書き下ろしの第6章「実行―短き大団円」を加えて真光社より刊行された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「盗賊 (小説)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|